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03ルール入門 | 学習パス 3/6

得点の種類と点数:6点・3点・2点・1点の入り方

NFL.jp 編集部読了 5分

NFL のスコアに7点や14点が並ぶ理由を説明します。タッチダウン6点、フィールドゴール3点、セーフティ2点、トライの1点と2点を図解つきで整理します。

スコアボードには7点、10点、14点、17点、24点といった数字が並びます。7の倍数と3の倍数が混ざった数字ばかりで、「1回の得点で7点入る競技なのか」と思ったまま観ている人もいるはずです。ところがルール上、7点という得点は存在しません。

この記事を読むと、目の前のスコアがどう積み上がったのかを逆算できるようになります。結論を先に書きます。得点は6点・3点・2点・1点の4種類しかなく、7点は6点と1点の合計です。

点数は4種類だけ

得点点数
タッチダウン(TD)6点
フィールドゴール(FG)3点
セーフティ2点
トライ(TD の直後の1回)2点または1点

この4種類の足し算で、あらゆるスコアができています。では、7点はどこから来ているのでしょうか。順に見ていきます。

6点:ボールがゴールラインの面に届いた瞬間

最も大きい得点がタッチダウン(TD)の6点です。条件は単純で、ボールを持った選手がフィールドから相手のエンドゾーンへ進み、ボールが相手ゴールラインの面に達した時点で成立します。選手の体が完全にエンドゾーンへ入る必要はありません。

タッチダウンの成立:ボールがゴールラインの面に達する場面右端の色帯がエンドゾーン。○が攻撃、Xが守備。矢印はボールを持った選手がゴールラインへ向かう方向を示します。102030405040302010攻撃攻撃攻撃攻撃守備X守備X守備Xスクリメージライン
図:右端の色帯がエンドゾーンです。その手前の線がゴールラインで、ボールがこの線の面に届いた時点でタッチダウンが成立し、6点が入ります。

ゴールライン際で選手がボールだけを前へ突き出す動きをよく見かけるのは、この「面」の判定があるからです。

7点と8点は、TD の直後の1回でつくられる

TD のあと、得点した側にはもう1回だけ攻撃の機会が与えられます。トライです。選択肢は2つあります。

  • 相手ゴールから15ヤードの位置にボールを置き、キックを狙う。成功すれば1点
  • 相手ゴールから2ヤードの位置から、ランかパスで攻める。エンドゾーンへ到達すれば2点

TD の6点にキック成功の1点が加われば7点、2点が加われば8点です。スコアに並ぶ7点や14点は、この「TD とキック」の組み合わせが1回ないし2回あったことを示しています。逆に6点や12点で止まっていれば、キックが外れたか、2点狙いに失敗しています。

3点のFGと、守備側が取る2点

フィールドゴール(FG)は3点です。スクリメージライン上または後方から蹴ったボールが、地面や味方に触れずにクロスバーの上、2本のポールのあいだを通れば成立します。攻撃が行き詰まったとき、4回目のダウンで狙う得点です。

セーフティは2点で、これだけが守備側に入る得点です。自分たちのエンドゾーンの中で、攻撃側がボールを持ったまま止められた場合などが該当します。2点が入るうえに、取られた側はキックで攻撃権も相手に渡します。1回のプレーで二重に損をする、めずらしい得点です。

エンドゾーンで終わっても、得点にならない場合

エンドゾーンでプレーが終われば必ず得点、というわけではありません。相手が蹴ったキックや投げたパスによって自陣のエンドゾーンへ入ったボールが、そこでデッドになった場合はタッチバックになります。スコアは動かず、攻撃権を得た側が決められた地点から攻撃を始めます。

キックオフのボールをエンドゾーンで抱えたまま片膝をつく動きは、この扱いを選ぶための動作です。走って前進するより、決められた地点から始めたほうが得だと判断しています。

スコアから逆算してみる

整理します。得点は6点・3点・2点・1点の4種類です。7点は「TD + キック」、8点は「TD + 2点のトライ」、3点はFG、2点はセーフティか2点のトライ。エンドゾーンで終わったプレーがすべて得点になるわけではなく、タッチバックのように0点で終わる形もあります。

試しに、23点というスコアを逆算してみてください。「TD + キック」が2回とFGが3回、あるいは「TD + キック」が2回とキックを外したTDが1回、そこにFGが1回。どちらでも23点になります。次に中継を観るときは、スコアが動いた瞬間に何点入ったかを数えてみてください。点差の意味が変わって見えます。

出典:NFL 公式ルールブック(NFL Football Operations)。図解は NFL.jp 作成。